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(imagination)

今夜は進行台本を書いています。

舞台制作や進行は、想像力(imagination)の賜物だと思う。

頭の中で何度も出演者が行ったり来たり、挨拶したり演奏したり
これは本業の話ですので詳細は書けない(書かない主義)なのですけれど
まだ無い(できていない)場所で近い将来、実際に行うことを紙に書いているのです。
何時何分に誰それが出てきて、入れ替わりに誰それがハケる。
などなど。
こういう、進行台本を書いている人、書いた経験のある人はゴマンといると思います。
私も何かあるとすぐにこれを書くことになる。(苦笑)
イベントや式典もそうですし、放送もそうですね。すぐに台本!台本!ってみんな叫ぶの。

ところで、中学生が18歳とか17歳に河川敷で刺されて殺された事件
まさか、この真冬に全裸で川に沈めたあげく、膝まづかせて延髄部分を何度もカッターナイフで切り付け、
さらに上を向かせて喉を切り裂いておきながら、

いつもの、
少年犯罪にありがちな、
あのセリフ、


「死ぬとは思わなかった」
「殺すつもりはありませんでした」

とか言うんじゃねーだろーなー!
と私は怒り狂っている。

バカなんだろうな、ウン。バカなんだよ。
想像力の欠片もない。
本物のバカなんだろうな。

パターン1 本当に死ぬとは思っていなかった場合、本当に殺すつもりはなかった場合、
人として生きるのが難しいほど想像力が欠如している。
だから、他人の痛みも想像できないし、今自分がしていることが一体どんなことで、いかなる影響を誰に与えるのか
また、これが将来どんな意味を持つのか、などを想像することができない。

パターン2 これをやったら死ぬだろうな、あるいは殺すつもりでやったにもかかわらず
罪から少しでも逃れるために「死ぬとは思わなかった」だの「殺すつもりはなかった」だのと言っている場合
これもまた人として生きるのが難しいレベル、他人から自分がどう見えているのかを想像できない。
そんな嘘が通用するとでも思っているのだろうか。

あとね、率直に言おう。
ほんと親がダメ!

まずは被害者の親。離婚して引っ越したりして環境が変わったらしいね。
親のせいで子供の環境が激変することを、親は本当に真剣に考えなければならない。
仕方がないでは済まされないことも多いと思う。
普通に考えて一人の女性が5人の子供を育てるって、どう。経済的に厳しいよね。
そして面倒も見られないだろう。子供と離れたくない、何が何でも自分が引き取って育てる!!
…はいいけどさ、そういう感傷はちょっと迷惑だよね、子供にしてみりゃ。
一番目立つ顔や額、頭に大けがをしていてもスルーするレベルは子育てしてるとは言えないよ。
(ほぼ放置じゃないか!)

次に、というかある意味最大の罪人かもしれない、加害者の親。
酒もたばこもOK、家でやれ外でやるな、と厳しく言ってました!
ってバカじゃないの?未成年に酒とたばこを許可するバカ親!
しかも、家でOK、そとでやるなって、家でできないことが外でできるはずないって!
何事も、家でしつけて、家でできて初めて外でもできるのでしょうが!

最後に、不思議だなあと思うのは、繰り返し出てくる20歳の人?
よくワカランけど、最初に被害者と知り合って意気投合して18歳(加害者)に紹介したって。

12歳か13歳の被害者(この前まで小学生だよ?)と、19歳か20歳のその人(もう大人)が
何をもってして、どこで、「意気投合」したのだろう?普通に考えると疑問です。


プリプリ怒りながら好き放題書きましたけどね
被害者は人口3000人の島で少年時代を過ごして、小さな子から年上の子まで、年齢関係なく遊んだり喧嘩したりして、過ごしてきたそうです。
いわゆる「島育ち」ってやつ、私の友人(やはり島育ち)が言ってます。

島っ子(島育ち)は、世界の中の日本みたいなもので、井の中の蛙みたいなところがある。
これといって何か外敵も来ないし、大きな変化もない、自分が島を出て行かない限り基本的には同じ顔触れで生活していく。
小さな島ならほぼ全員知り合いみたいなものだから、年もあんまり関係ないし、近所なら兄弟のように育ったりしていることもある。
第一に親や祖父母同士が血縁関係のことも多い。

だから年上の人に遊んでもらうことに、抵抗はなかったのかも・・・
それがあだになったのか・・・・


って、ぐぬぬう 余計に悲しいじゃん!


イジメだとかケンカだとか「少年」グループが~「遊び」仲間が~って
これイジメでもケンカでもなんでもない、殺人事件でしょう、しかも無抵抗の子供を惨殺したのです。
窃盗を万引きって言ってみたり、売春を援助交際って言ってみたり、不倫を婚外恋愛ってアホなのかね?
そうやって言葉を変えて誤魔化したとしても、「少年が遊びでやった」から罪が軽くなるわけじゃない。
ちょっとねーもう考えられない。考えてると苦しくて死にそうになる。
私は、人一倍感受性が強いので(職業柄もあります)、想像してしまうと眠れないし、吐きそうになる。


こういう事件が起きると、被害者の親兄弟が加害者に対して「同じ目に遭わせて殺してやりたい」などと
コメントしたりしますね。
人が人を殺すなんていう行為を私は想像もしたくないし全く肯定もしないのですが
惨殺された息子を前に、親が怒りに震えながら「犯人を殺したい」と言うのは唯一理解できるかもしれない。


時代劇の話になりますけれど、仇討の連鎖っていうのがあるの。
AさんがBさんを殺す、Bさんの息子(娘や奥さんでも可)がAさんを仇として仇討をする。
※仇討しないとお家が再興できないとか、そういう場合もあったりして、仇討したくなくてもせざるを得ない場合もある。
Bさんの息子がAさんを討ち取ってBさんの恨みを晴らす。(とりあえず一件落着)
しかしAさんの奥さんや息子は、そもそもAさんがBさんを殺したいきさつが「正当」である(例えばBさんが先に襲ってきたとか)場合
仇討されて納得できないから、今度はBさんの息子を仇として討ちに行く。
これをずっとやってると、最終的に両家とも破滅する。

恨んでも恨み切れない、憎んでも憎んでも足りない、そんな怒りや悲しみ
それを法の裁きを以て「どうにか気持ちを抑え込む」のが法治国家のしくみです。(主として、刑法)
で、これがまた少年法で罪が軽くなっちゃって、4~5年で出てくるとか、そりゃ怒りは収まらんだろう。
または、普通なら死刑になってもおかしくないところを無期懲役になる。
ところが無期懲役は日本の場合、終身刑じゃないから、無期は無期でも無期じゃない!


出てきちゃう!


判決時には死刑か無期懲役かで二択のレベルで争うのに、無期懲役になると、なんだかズルズルと軽減化されちゃうってことはない?
模範囚だったら仮釈放されるのだよね?
近年は無期懲役の受刑者の平均収監年数は32~32年らしい。
もし私が無期懲役をくらったとして、30年で出してもらえるならぎりぎり生きてる可能性があるな!

とは思っちゃった。
無期でもなんでもないな。あ、でも期限が決まってないから無期なんだよね。
5年でも20年でもなく、無期。無期懲役とは「期限未定」なのか。


いろいろ想像している。
想像すると疑問や謎がわいてくる。
疑問や謎を解明すると、それは知識に形を変えるので、
想像は知識の種だと思う。
だから想像力を持たないということは、人として生きる知識を放棄しているのと同じで
人として生きる知識が欠落している人は、社会性がない、社会的な生活が難しい と言えるだろう。




あーまた仕事しよう。



by frater2015 | 2015-03-06 05:07